エコ住宅とは
エコ住宅と言う言葉から発想するのは「自然にやさしい住宅」ではないでしょうか。
しかしさすがにこれだけでは曖昧な表現ですし、「ハウスメーカーのテレビCMに出てくるような爽やかな家族の住む、明るくて風通しのいい家…」ぐらいの、ぼんやりしたイメージしか沸かないのではないでしょうか。
では、具体的にはどんな家なのか？今回は「エコ住宅」についてお話します。
エコ住宅とは、当然のことですがエコロジー思想を取り入れた住宅のことです。しかし、エコの定義は実は非常に漠然としています。
具体的にはエコ住宅は、最初に使用する建材は可能な限り天然素材という特徴があります。また、家庭から出る汚水は可能な限り自家浄化してから下水道に排出する事も望まれています。そして、ここがポイントですが、火力発電などの電力の使用を減らして、太陽の恵みを利用できる太陽光発電を導入することです。さらに雨水を利用することや VOCなどの化学物質を極力排除して、環境だけでなく住む人の健康も害しない素材を使用する、といった点が特徴です。
つまりエコ住宅とは、
可能なかぎり自然、天然の恵みを利用
コンクリートを多用しない
太陽光発電システムを取り入れて無公害のクリーンエネルギーを使用
LED照明の使用で消費電力を削減
汚水処理は自家浄化システムを備える
シックハウスの原因となるような建材を使用しない
といった特徴を持つ住宅のことを言います。環境にも住人にも配慮した家という訳です。
しかし、これらの全てを満たすことはそう簡単なことではありませんから、エコ住宅のさらなる普及には国や自治体からのさらなる補助や促進サポートが必要になると思われますし、それに呼応した民間の金融機関の住宅ローン金利の優遇措置や、ハウスメーカー独自の住宅ローンの周知と充実が望まれるところですね。
家を買おうと思っている方でもエコ住宅で減税になる事を知らない、という方が結構いらっしゃいます。エコ住宅は優遇金利でおトクに買えるだけでなく、その後も快適に暮らせる機能を持った住宅です。いま家を買うなら、是非エコ住宅に着目して下さい！
